再チャレンジ。
失敗を生かして、まずはメモ帳に書いてからコピーしています。
最近ずっとそうやって書いていたのになあ・・・。


さて、すでに今更感すらありますがプロフェッショナル。
あの日は、「プロフェッショナル」からの「手ぶら~」、後「プロフェッショナルリピ」をしてしまい、連休の不摂生もたたって寝不足のまま二日を過ごしたのですが(プロフェッショナルの欠片もない姿勢)、そんなぼーっとした頭に鮮烈に残ったのがタイトルの言葉。


「SMAPをSMAP足らしめる強烈な自覚」
「俺たちはたいしたことない」


中居さんを追いかけていれば、時には歯がゆくなるくらいこの「自覚」に出会いますよね。
芸人さんではないから、体を張ることくらいしなければ申し訳ない、と言った趣旨の言葉も聴いたことがあるし、今回はゴロちゃんの言葉で出てきましたが「お芝居もダンスもそれ一本でやっている人には到底敵わないのだから、一生懸命やるしかない」と真摯に思っている。
だからこそ、武器も持たずに戦場には出ない。自分に自信がないから中居さんは徹底的に準備をし尽くす。準備をし尽くしたから、少々の不測の事態であれば対応できると言う自信と自負になって、動じることなく冷静にいられる。

今回「動揺?動揺とか全然ない」と言い切った中居さんは、違う番組スタッフには「時間はたくさんあるから大丈夫だよ」と同じテンションで語っていますが、私はこのときのカメラマンさんの「はい」がメチャツボです。
気圧されたような「はい」。
これが仰天Pさんのいう「全てのスタッフをぞくっとさせる中居さんのすごさ」の一端なのでしょうね。
でもきっと中居さんにとって、それは「大したことない自分がSMAPになるための方法」なんだろうなと思うのです。

私は中居さん中心に見ているのでどうしても中居さんを語りますけど(^^;スマさんは全員そういう姿勢ですよね。
まさにSMAPをSMAP足らしめる強烈な自覚。
痺れました。





さて、自分語りで申し訳ないのですが、私は前職が営業職でした。
多くの人の想像通り営業職は辛いことが多い職種ですが、やめたいと思ったことは一度もありませんでした。
先輩上司に恵まれ、尊敬できる人ばかりの中で、私はお世話になってばかりで成長しない自分が情けなくて、自分からやめるなんてそんなことを言い出せるような身分じゃございません、と目の前の課題に必死に取り組んでしたら、いつの間にか10年近く。
離職の理由はリストラなので(^^;、会社にとって苦しい時期に残したかった人材ではなかったのは確かですが、辞めたあと振り返ったら、一般的に見たら結構な役職で、成績も上位にいたことが多かったから給料は相当良かったし、整理したら賞も結構もらっていたことに気付き、まあ過去が美化されていることも手伝って、実は結構できるオンナだったのかしら?思うことができるようになりました。でも当時は年々増していく責任や求められる人物像に追いつけない自分に、ずっと劣等感がありました。

あと、個人的な印象ですが、離職率の高い営業職の中でも「早い時期から成績が良かった人」は意外と離職率が高いと思っています。
その理由には、辛い仕事なだけに逃げたいと思ったときに「この仕事から得るものはない」という『自尊心を傷つけずに自分を納得させる辞める理由』を無意識にもってしまうこと、そして「不満を持つ余裕があったこと」があるように思います。

私が成績がなかなか上がらずに悩んでいた時に上司から「どうして自分は出来ないのだろうと考えているうちは余裕がある。本当に切羽詰った人は「どうやったらできるだろう」と考えるものだ」と言われてものすごい衝撃を受けたのですが、その後仕事で行き詰った時に呪文のようにこの言葉を唱えてきました。
私は、出来ないことが多すぎて、他人や環境に不満を持つ余裕がまるでなかった。
辞めようと思ったことがないというより、思う暇がなかった、単にそれだけでした。


もちろん、SMAPさんとわたしでは「求められる姿」は雲泥の差があることは分かっていますが、仕事に対してそんな考え方をしていた私にとっては、中居さんの言葉は暗闇にさす一筋の光のようなものでした。

仕事の仕方は人それぞれですが、自分の成績が上がらなくてもがいていた時、たくさんの人からいろんな助言をもらった時、部下が出来てリーダーになったとき、苦しい状況の中で、私にとっての理想の答えが中居さんのインタビューに時折隠れていたんですよね。
それは、中居さん自身が「SMAP」であろうと必死にもがいて得た答えだったから。
改めて映像で常にフルスロットルなスマさんたちを見て、知っているつもりだったけど、自分の必死さなんてまだまだだな、と思わされました。

だから、私にとってスマさんは「ジャニーズアイドル」ではなくて、「理想の仕事人」なのです。
ま、北京まで追いかけるくらいなので、ミーハーな面がないとはいいませんが(汗)、まるで三蔵法師が経典を求めて旅したように、私はこれまで中居さんの言動に「答え」を探して追いかけ続けてきたわけです


しかし、残念ながら未だ経典はその姿をはっきりと見せてくれません。
以前の情熱大陸に比べたら、今回は結構見せてくれていたとは思うのです。
ほとんどしゃべらず、本番をシミュレーションしている姿を見せることも、心配性ですごく考えると言う発言をすることもテレビでは珍しい。情熱大陸でも少しはあったかな?実はメモを持ち歩いていたりとか、話すことを事前に準備していたこととか。
スマ全体にしても、以前のスーパーテレビのようなおふざけ芝居をしていない(中居さんが慎吾くんを叱ったシーンは実はおふざけだったのに本当っぽく放送されて驚いた、と本人たちが語っていましたよね)。
切羽詰ってたから、カメラの前でも普通に話し合わなくてはならなかったこともあったと思うけど、たった一分足らずの演出にこだわったり、司会が出てくるトークコーナーにも責任を負ったり。
5人で話し合ったことは、演出担当の慎吾くんが伝えるという指示系統の確立も見えたし、要望を伝えるだけではなくてちゃんと最後によろしくお願いします、と中国語で伝えた心配りとか。
司会の人だって、自分は司会者だという自負もあるだろうから、あんな要望をされたら信用されていないようでいい気はしないかもしれなかったのに、慎吾くんがよろしくお願いしますと言った後、笑って快く握手をしたってうのは、何気ないようだけど結構すごいことだと思うし。
普段、ファンが思っていたような風景を実際に見ることが出来て、やっぱり本当にそういう人たちなんだ、と嬉しかったです。


でも、実はもっとすごいでしょ、と思ってしまう。
アレだけ話し合ったのに、トークコーナーでは結局司会者任せにせず、指示を出した中居さんとその意図をすぐに汲み取ったスマの連携もうつして欲しかった。
入念なリハーサルをしたにもかかわらず、雨でセグウェイが使えなくなって阿吽の呼吸で舞台移動に変えたアイコンタクトもみたかった。
あれだけの大仕事だった北京公演だって、それに集中できずに他の仕事と平行していたり、休むまもなく次の仕事をはじめたスマたちもちょっと追ってほしかった。



ただ、「プロフェッショナル」と言う番組が見せたかったのは、「プロフェッショナルな姿勢」だったのだろうし、そういう意味ではあの「強烈な自覚」を暴いたことで番組としては成立となるのではないかなとも思ったりします。

20年の歩みや北京公演の裏側も、全てはその「自覚を持つにいたった経緯」と、「自覚を持ちながらする仕事」だったのではないかと。


人によっちゃ、この程度のことはSMAPでなくてもやっていると言う人もいるだろうケド、一般的には成功していると思われているSMAPが、視聴者が自分に投影させることができるような考え方で仕事に臨んでいるということが重要なんじゃないかな、番組としては。
たくさんの感想をツイッターやブログで読んだけど、さすが人気番組だけあって、全然ファンじゃない人の感想もすごく多くて、「SMAPでさえあんな風に考えているんだから、もっとがんばろう」と言う人も多かった。
私も、前職にまだいたら、たぶんそんな風に自分を鼓舞したと思う。



ま、今は結婚したくて努めて仕事にのめりこまないようにしているんですけどね。
仕事にのめりこんだら、婚活する気力がなくなるんで!
上で延々語っている様に、私仕事が好きみたいなんで(汗)。
だから、中居さんが「心のスケジュールはパンパン」と言っていたのは案外本音なんじゃねーの?と思っています(笑)。
「SMAPが解散したら芸能界は辞める。SMAPのいない芸能界には何の未練もない」と語っていた中居さん。それだけSMAPに打ち込んでいる人が、タダでさえ人の機微を詠むことに長けているのに、ちょっとでも面倒だと思う人との付き合いはなかなか出来ないんじゃないのかなー。


ごろちゃんが、ちょっと前に「完ぺき主義な中居君が、最近はちょっと力を抜くことができるようになった」というようなことを言っていたけど、そんな風にもうちょっと力を抜くことができるようになったら、もう少し自分自身に気を配れるようになるんじゃないかなー。
私はリストラという一見不幸な方法で力を抜く絶好の機会をもらったのだけど(だから実はちょっとホッとした)、中居さんは当面そんな機会は与えられないもんね。40代はもっと自分に気を配りたい、と言うことをどっかで言っていたから、これからは仕事一辺倒でない生き方を見せてくれるのだと思う。

それは、まさに今からの私が身に付けなくてはならないと思っていたことで、中居さんのほうがちょっと年上なんだけど、同世代を生きることが出来て、私は本当によかったなーと思います。


ありゃ、プロフェッショナルからずれちゃった。
おお・・・昨日の倍以上時間がかかってしまってこのオチ・・・。
と、とにかくそんなまとまらないことをぐるぐる考えてしまうくらい、結局番組にやられてしまった。

かっちょよかった。
やっぱり理想の仕事人たちです。



コメント

くるみ
2011年10月15日8:23

きんぎょさん、おはようございます◎

実際に北京の舞台を見られたきんぎょさんだからこそ
実感された「はがゆさ」・・・
読ませていただくだけでも、こちらもキィ~~~歯がゆい!!(笑)
ちょっぴりだけ・・・「香取さんが構成をやる前は、
17歳からずぅ~っと中居さんがやってたんだよ」ってのも
チラッとでいいから触れてほしかったなぁ・・・なんてね(^^ゞ
ホントそんなこと言ってたらきりがないんですけどね。

でも===きんぎょさんの、
「目の前の課題と必死で取り組んでた・・・
やめたいなんて思う余裕がなかった」というお言葉。
本当に、スマップもまさにおなじ歩みを続けて今に至ること。
そこに共感して背筋を正して、
「今の自分じゃまだまだ!」って思う人や、
「今の自分、もがいてるけどこれでいいんだ!」って思う人や・・・
いろんな人がそれぞれスマを自分に投影させることができたこと。
それを思うと、おっしゃるように「プロフェッショナル~仕事の流儀」という
番組としては、大成功だったのかもしれませんね。

「雲の上のひと」だけど(笑)でも等身大なんですね。
この機会にお仕事の最前線で頑張っておられる
ビジネスマン(ウーマンも♪)にも支持を広げてほしいな~~
、、、なんて思います。

「やっぱり理想の仕事人たち」ですものね!!ヽ(^o^)丿

くろ
2011年10月15日14:43

きんぎょさん こんにちわ(^-^)

「プロフェッショナル」を観てから頭がぐるぐるするのって

1コめは ファンとしての想い…中居くん・SMAPを理解しようとする気持ちと(あれだけじゃムリだべ〜・笑)
2コめは 仕事人な彼らの振る舞い・生き様(あれだけじゃないけど・笑)をほんの1ミクロンでも触れられたおかげで というか…せいで(笑) 過去・現在も含めて 自分の事も振り返ざるを得なくなってしまっているのです…

そんで一人でぐるぐるしてる〜(笑) そして きんぎょさんのブログを見て 再びびっくりして… 年齢だけじゃなく共通するとこが多くて(リストラとか…汗)本当に必死で仕事してきただけなんだよなぁ 私も…自分が本当に思ってる事とか…仕事とか結婚の事とか(将来ね)…どんなに息詰まっても 見事に私は誰にも話せません…今でも…動揺しないテイでしのぐ事に変に慣れてしまった(笑)

だからこそ もちろん雲の上の人と一緒にするなと怒られそうだけど(笑) リーダーが心配でしょ〜がなかったりする

何か 文章めちゃめちゃで…
ただね きんぎょさんの存在が 本当に嬉しかったのです…
この縁に 感謝です…

nophoto
あん
2011年10月15日18:39

きんぎょさま、初めまして。
日記読ませていただいてあまりに共感できたので、ついコメントさせていただきました。
私も仕事人間やりながらスマファンを続けてきました。いまや中居さんへの思いは尊敬の一文字につきます。
彼らを見ているから、たとえ自分にとって理不尽と思える仕事であっても精一杯頑張りたいと思えます。きっと神様は見ているから。

婚活がんばってください。私はすっかり仕事に埋もれちゃって、きんぎょさまの意欲が羨ましいです。

きんぎょ
2011年10月16日0:24

>くるみさん
 こんばんは!

 まさにそういう思いですー!!
 ずっと中居さんがやっていた、とどっかで言ってくれても!!と思います!
 でも中居さんがやっていたときだったら、もしかしてこんな番組はなかったかもしれないとも考えたり・・・。
 中居さんは結局見せているようで案外裏側を見せていないのですよねー。

 雲の上の人(笑)、だけど一人の人間として一生懸命仕事をしている人たちだから、歌にこめたメッセージが届くのでしょうね。
 「世界~」にしろ「夜空~」にしろ、SMAPが歌ったことに意味があった、と思います。
 ネットを巡ると今回の番組で何人か「SMAPの見方が変わった」と言う人がいましたが、やっぱりそういう意見を見るとうれしいです(^^)。

 こんな自分の考えだけを延々綴った日記に、コメントありがとうございました!!

きんぎょ
2011年10月16日0:58

>くろさん
 こんばんは!!

 なるほど・・・。
 スマだけじゃなくて、それに触発されて、自分のことを振り返らざるを得ないからですか・・。
 そうですね。
 めちゃくちゃ自分語りをしてしまいましたから今回(恥)。
 それこそ、雲の上の人(笑)なのに、いいのかなーと実はちょっとドキドキしたけれど、投影しなくては今回のことは語れなかったのです。私の気持ちを・・
 
 でもそのことで、こんな出会いもあるのですね!!
 同年代だと、社会の荒波を受ける時期も同じと言うことでしょうか(苦笑)。
 いやー、ホントに20代の思い出は「よく働いた!」ですよ。菅野ちゃん主演の「働きマン」にも共感しまくりでした(笑)。
 
 ただ、私は泣き言は回りに言いまくっていました。抱えきることが出来なかったので。話せない、という方は大人だ!と思っていましたが、やっぱり負担は大きいですよね(><)。

 こんな私でも誰にも実は相談できない悩みも抱えていたりしたのですが、もしかするとその辺も共通しているのかも?と思えてきました。
 いつかそのあたりをぶっちゃけ話したいですね(笑)。
 
 こちらこそ・・こんなつたない文章に対して、そんな言葉をもらえるなんて嬉しいです。
 私もこの縁に感謝です!!
 お互いこの世代をがんばりましょうね!!

きんぎょ
2011年10月16日1:23

>あんさん
 初めまして。こんばんは!

 こんな自分語りでぐるぐるしてしまった日記にご共感いただいて恐縮です。
 仕事人間としては、ワーカーホリックな中居さんの姿は理想の頂点の姿!
 ファンと言うよりまさに「尊敬」ですよね。
 時々、迷ったり立ち止まっている中居さんが見えることもまた人間らしくて目が離せません(笑)。

 神様は見ている、という中居さんの信念には、私もずいぶん救われました。
 成功しなくても成長はできる、というのはまさにその延長ですよね。昔からブレない所も中居さんのかっこいい所です。

 結婚する!、と本気で思えるまで、仕事をやめてから2年は必要でした(苦笑)。したいだけで、予定は今から作らなくてはならないのですが(^^;
 仕事モードのときは心のスケジュールはパンパンです。このタイミングを神様に感謝してがんばります!
 初コメありがとうございました!

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